ギア満載のインパクトも抜群なブルーのFJクルーザー。実はこの車両、アメリカで有名なオフロードクルマ雑誌〈TREAD〉で、2022年新春号の表紙を飾ったという凄い1台なのだ。
オーナーはSHIMANO U.S.A.の自転車部門でマネージャーをしているというフランク。30歳を越えてから新しい趣味としてオーバーランドに興味を持ち始めたそうで、信頼性があり何でもこなせるFJが次第に気に入り、2013年モデルを中古で購入。
始めはほぼノーマルの状態で乗っていたそうだが、キャンプなどに行く度に自分のカスタマイズの方向性が分かりはじめ、現在ではノーマルFJの面影がないほどにフルオーバーランド仕様に大変身を遂げている。
イカツイ外観は前後ともにDemello off roadのアルミニウム製バンパーを装着。フォグライトやウインチももちろん装備する。OVSの270オーニングはコウモリの羽のように大きく広がる。
ブルーの車体に対して目立つ真っ赤なホイールは、FEUL SEPHYR17×9、タイヤはファルケンのWILDPEAK MT01 315/70/17を履く。ルーフにはKCのLEDライトバー。ボンネットには車種別でデザインが異なるCASCADIA 4×4の100Wソーラーパネルがセットされている。
外観だけでなく、内装も凄い。ポータブルバッテリーはWAGEN TECH社製のリチウム1200を使用し、DOMETICの大きな冷蔵庫にパワーを供給。長期間のキャンプでも快適なよう、各種装備が考えられている。
便利なものが何でも付いているこのクルマで、フランクは月に1度は旅に出かけているそうだ。
Photo & Text / Yas Tsuchiya
MFL vol.13 趣味人たちが乗るスタイルのあるクルマ 掲載