日々使うギアやウェアに一家言ある面々に、特にお気に入りなアイテムをオールジャンルで紹介してもらう連載企画! 今回は、キングオブミリタリーとしてミリタリーアパレル業界を牽引するALPHA INDUSTRIES(アルファインダストリーズ)広報の近藤さんに登場してもらった。
エドウィン ALPHA事業部 広報
近藤貴史さん/50歳
越谷在住2児の父。「世界からアメカジが大好きで、ブルックスブラザーズなどのトラッド系、カーハート、ディッキーズなどのワーク系をベースに、ニューバランスやニューエラを合わせるスタイルが多いです。もちろんアウターはアルファ一択!(笑)。昔からシルバーも大好きで、気がつけばそれに合う同じようなカラーのアイテムばかり増えていきます」
♯01
ALPHA INDUSTRIESのMA-1
もはや説明不要の大定番として、流行関係なく愛され続けているアルファのMA-1。「こちらは丈夫なナイロンツイル、正式名称『FLIGHT NYLON』で出来ている1着。この生地は、厚みがあるのに柔らかく動きやすいのが特徴で、着ていても全然ストレスがなくとても楽チン。歴史的な背景やうんちくはさておき、現代アウターとしての必要な機能が丁度良く揃っています。着用すると丸っこいシルエットになるのもお気に入りです。ややオーバーサイズで着たいのでサイズはXLを愛用しています。ブラックのほかにシルバーも持っていて、ボトムのカラーに合わせて着回しています」
♯02
RIMOWAのTOPAS
言わずと知れたドイツのスーツメーカーで、航空機から着想を得てジュラルミンにリブ加工を施したスーツケースを生み出したブランド。「やはり一目でリモワと分かる存在感は、唯一無二の存在と思います。2008年頃に購入し、以来ずっと使い続けておりかなり愛着が湧いています。至るところに傷やへこみがありますが、それも道具っぽくて様になるのはリモワならではないでしょうか。今ではかなり高くなっていますが、購入当時はそれほどでもなかったと記憶しています。104リットルの2輪タイプですが、2輪のほうが4輪よりも壊れにくいと感じています」
♯03
SEIKOのクロノグラフ SNN231P1
日本が世界に誇る腕時計ブランドの1本。「セイコーは、1980年代半ばから1990年代まで2種類のクオーツクロノグラフをイギリス軍に納品していたそうです。当時の製品は質実剛健かつシンプルでとても欲しかったのですが、現在では流通量も少なく高価になっています。そんなミルスペックの血を引いてそうなモデルがこのSNN231P1です。国内では正式に販売しておらず逆輸入されたものを購入しました。針やインデックスがバランス良く配置され、ずっと使っていても飽きないので気に入っており、使い続けています。本家は、NATOベルトですが、日常使いを考えると、汗を吸わないメタルバンドが調子が良いです。クオーツなので、オーバーホールの事も気にせず日常でガシガシ使っています」。