2024年も早いもので残りわずか。そこで今回は、いまだ今年のアウター選びに決め手を欠いている、迷える子羊なアナタにおすすめしたいMILなアウターをご紹介。定番アウトドアブランドから、人気ファッションブランドのコラボものまで幅広い視点から厳選した、本メディア一推しな珠玉の5点。今シーズン最後のアウター選びの参考になれば幸いだ。
Styling/Takahiro Nakajima
♯01|
ENGINEERED GARMENTS × NANGA(エンジニアド ガーメンツ×ナンガ)
ZIP COAT(ジップ コート)/92,400円
人気ファッションブランドと実力派アウトドアブランドがタッグを組んだ本作は、いわゆるモッズパーカを思わせるロングテールが目をひくフード付きコート。ストレッチ性と防水透湿性を兼ね備えた12デニールのナイロンリップストップシェルに、スペイン産ホワイトダックダウン&国内最高品質の河田フェザーダウンを内包。さらに首元や脇下、背面のテール部分など各所にジップベンチレーションを備え、容易な温度調整も可能となる。
(問) エンジニアド ガーメンツ TEL03-6419-1798
https://nepenthes.co.jp/
♯02
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
NOVELTY BALTRO LIGHT JACKET(ノベルティー バルトロ ライト ジャケット)/69,300円
ザ・ノース・フェイスのアウターの中でも屈指の人気を誇るモデルのシーズナルカラーで、“ブラックツリーパーク”と題したモノトーン基調の都会的な迷彩柄が実に印象的な一着。特殊セラミックスの遠赤外線効果により、優れた保温性が持続する光電子ダウンを封入し、表地には30デニールの2層構造ゴアテックスウインドストッパーを採用。防風性と共に耐水性も持ち、雪や小雨程度の濡れに対応。携行に便利なスタッフサックも付属する。
(問) ゴールドウイン カスタマーサービスセンター TEL0120-307-560 https://www.goldwin.co.jp/tnf/
♯03
TAION(タイオン)
BASIC DOWN COACH JACKET(ベーシック ダウン コーチ ジャケット)
/9,900円
インナーダウン専業ブランドとして2016年にスタートした新鋭ながら、昨今では幾多ものブランドからのコラボオファーが絶えない人気ブランドとして注目されるタイオン。数あるラインナップから今回紹介するコーチジャケットは、ゆとりのあるシルエットで動きやすくストレスのない着心地が魅力で、中綿には同社自慢の800フィルパワーの上質なダウンを採用している。写真のタイガーストライプは今季の新柄で、スタッフサックも付く。
(問)タイオン TEL052-684-5182 https://taion-wear.jp/
♯04
HOLLYWOOD RANCH MARKET(ハリウッド ランチ マーケット)
MA-1 CAPE(MA-1 マント)/52,800円
ミリタリーの代表格にして、今や定番モチーフとも言えるMA-1をマントにアレンジした変わり種。本チャンものにも引けを取らないヘビーなナイロンツイルを採用し、裏面のレスキューオレンジは中綿を封入した瓢箪キルトで製作され、さらにミリタリー意匠を加味した。両脇のエッジ部に施されたオリジナルコンチョを留めることで簡易的なアームホールができるので、使い勝手も申し分なし。これを着こなせたら上級者と言えるだろう。
♯05
White Mountaineering × WILD THINGS(ホワイトマウンテニアリング × ワイルドシングス)
TRANSPORT PARKA(トランスポート パーカ)/88,000円
ワイルドシングスのインラインで展開するトランスポートパーカを基に、胸ポケットを追加し収納力を高めるなどして、よりタウンユースしやすいようにアレンジを加えたコラボレーションモデル。シェルには防風・透湿性に優れたゴアテックス社のウインドストッパーを採用、中綿には保温力の高いプリマロフトを内包し、ホワイトマウンテニアリングならではのハイスペックさを誇る。トレンド感のあるオーバーサイズもポイントだ。
(問) ホワイトマウンテニアリング TEL03-6416-5381 https://whitemountaineering.com/
暖冬が続いていたこともあり、年々アウター選びが難しくなっている昨今だが、だからこそお気に入りの1着を手に入れて何年も着続けていきたいところ。今回おすすめした流行に左右されないMILなデザインのアウターを、ぜひ選択肢のなかに加えてみてはいかがだろう。